小名浜本町通り芸術祭 ロゴマーク

小名浜本町通り芸術祭は、小名浜の商店街である本町通りを中心に繰り広げられる市民手作りの芸術祭です。
ロゴには色んな要素が隠れています。『小』にはマリンタワー、『名』には太陽、『浜』には港を自由に飛ぶカモメ、『本』には船の碇、『町』の説明は少し飛ばします。
『通』と『り』は同化しています。「マ」と「り」がまるで鏡写しのようになっています。これは、見方を変えると違うものに見えるという事を表現しています。普段は代わり映えのしない退屈な町に感じるけれど、町の見方を変えるととても面白い部分も沢山発見できます。
『芸』には、小名浜を走る福島臨海鉄道の線路、『術』には小名浜の工場地帯のシンボルである煙突、『祭』にはヨットが隠れています。
さて、説明を飛ばした『町』ですが、何が隠れていると思いますか? じっくり見て下さい。10秒くらい見て下さい。はい、タイムアップです。実は何も隠していません。そのままの『町』です。なんだそれ!と思うかもしれません。すいません。でもあなたは『町』について10秒くらい考えました。そうです。このロゴには、『町を考えてみる』という仕掛けが隠されているのです。まるでとんち話みたいですね。いろんなシンボルに囲まれた町。そしてその横に、ちょっと視点を変えてみる、という事。そんなデザインになっています。

2013